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本書の構成を紹介します。

小説パート(清涼院流水)
実際のTOEICに似せて、Part 1からPart 7で構成されている。主人公はインド人のグプタ。

彼はシアトルの空港に降り立った。物流会社で働く彼は、顧客サービス部に勤務している。

日本語で書かれた小説の中に、英単語がときどき登場するが、これらはTOEICに出る基本単語なので、受験者は知っておくべき。ストーリの中に自然に溶け込んでいるので、無理やり暗記しようとしなくても、自然と頭の中に入ってくる。

*印がついた「注」には、解説がある。章ごとに解説がまとめて掲載されている。

解説パート(ヒロ前田)
小説パートの「注」に対応した解説。TOEICという「国」で起きる現象に対応させる形で、計81の解説が収録されている。

TOEICを受けたことがない人が読むと、TOEICの姿を知ることができるだけでなく、「攻略法」を学ぶこともできる。

本来ならば小説パートが「本編」であるはずだが、この本の本編は何なのか判断しにくい。

重要語彙リスト
小説パートまたは解説パートに登場する、約200の重要単語を掲載。

TOEICに出題されるのは、基本的に「ビジネス英語」ではなく「ビジネスパーソンにとっての日常英語」であるため、おびえる必要はない。やさしい英単語がたくさん登場する。まだ受験経験のない人は、むやみに単語集を買わずに、TOEICを熟知している著者が書いたものを使うことをお勧めする。

この本は「対策」が目的ではないが、そもそもTOEIC対策をすることがない人も対象に含まれるため、このセクションは基本単語を中心に収録してある。

テスト概要
TOEICを知らない人のために、TOEICの基本的な概要が書かれている。

・テスト結果は合否でなく、10〜990点のスコアで示されます。
・受験者の能力に変化がない限り、何度受験してもスコアが一定に保たれます。
・受験級のような区分はなく、受験者の英語レベルに関係なく同じ問題に取り組みます。

はじめに(抜粋)
今、これを読んでいるあなたは、きっとTOEICという言葉を聞いたことがあるでしょう。TOEICは英語のテストです。英語が好きな人は、学習成果を知るために受験します。また、多くの大学や企業がTOEICスコアを基準に単位認定をしたり、人事考課の指標にしたりしていますから、仕方なく受験する人がいるのも事実です。

先日、ボク(ヒロ前田)はある企業の研修で、講師を担当しました。「TOEICを好きな人はいますか?」と質問したところ、参加者23人中、手を上げた人は・・・(続きを読む

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